富士ゼロックスグループの取組み

産業医として勤務する医師を必要としている企業は多数ありますが、中でも富士ゼロックスは企業ホームページでも労働安全衛生等の重要性をうたっている企業です。

長時間労働になってしまいがちな社員は医師と個別面談を行い、メンタル面のコンディションを保てるような環境が整っているのです。

近年ではこうした医師の活動の重要性は一般にも認知されてきていますので、求人もますます増えていくことでしょう。

さて、そんな医師のみなさんと関わる富士ゼロックスで働く社員のみなさんの雇用状況等はどうなっているでしょうか。

富士ゼロックスグループの事業内容は、複写機・コンピューター・プリンター・FAXなどの各種情報機器の販売、システム・サービスの提供となっていて、富士ゼロックス東京株式会社だけでも、社員数は約2000名という大手企業です。
また、北海道から沖縄まで全国各地に富士ゼロックス株式会社があり、幅広いお客様への商品・サービス提供に努めています。

障害者雇用の取り組みとしては、社会的責任を全うするように多種多様にわたる障害者雇用を進めています。
また、「社会貢献活動宣言」をしていて、東京らしいよりよい地域社会を作れるように、社会貢献活動を継続的に行っている企業で、障害に関係なく誰もがいきいきと働ける社会を目指しています。
こういった素晴らしい地域社会の基では、教育や医療も発達しやすいと思われます。

富士ゼロックスグループでは、ドキュメントサービスセンターを立ち上げて、それぞれの部門で行われていたプリント・製本・紙折り・封入作業・シュレッド作業などの業務を集めて行うようにしたそうです。

時間や手間がかかる業務が多くあるようですが、障害者雇用促進と企業全体の効率アップや本来の業務を専念させるのも兼ねて、このセンター立ち上げに取り組んだのだと思います。
ここでは、障害を持つ社員が中心となって働けるように、業務に必要な設備整備と働きやすい職場を目指して日々活動運営されています。
簡易作業の集約される場ですので同じ作業がたくさんありそうです。

雇用されたメンバーが出来る作業や早さも違いますので、個性に合わせて仕事を配分してくれます。

また、朝礼で一日の仕事と役割分担の指示をしてくれますから、知的障害をお持ちの方で、些細なことで不安になってしまうような方のためにも配慮がされています。

まだ設立からは10年も経過していない新しい職場ではありますが、職員の仕事のレベルアップを積極的に行い、将来他の場所でも働けるくらいの人材育成にも力を入れています。

メンバーは10名程度と多くはありませんが、それぞれに合わせて「社会に貢献する」力を育てていけますので、比較的単調な同じ仕事を続けられる人には良いのではないでしょうか。